楼門を出て歩いていると、れーちゃんが「太宰府天満宮の隣にきれいな庭園があるお寺があるみたいだから、そこに行きたい。」とおっしゃいました。私は天満宮の隣にそういうお寺があるとは全く知りませんでしたが、大宰府天満宮のサイトにあったPDFのパンフレットに載っていたそうです。

楼門を出て太鼓橋を渡り、数分歩いたところにそのお寺がありました。
光明禅寺(こうみょうぜんじ)です。

すぐ近くなのに、天満宮の賑わいがうそのように静かでした。
山門をくぐると九州では唯一という枯山水の庭園が広がりました。紅葉するときれいだろうなと思えましたが、それでもきれいな緑の木々と石と白砂の庭園に、九州、それも福岡にこんな庭園があるお寺があったんだと本当に驚きました。
  本堂の中に入ると、開かれた障子戸の向うに太陽の光に映えた緑の木々が広がる庭園の光景が見え、それがまたきれいで驚きました。

3人程の人が縁側に座って庭園を見ていましたが、その縁側から見た庭園はとてもきれいで、蝉の鳴き声しか聞こえないくらい静かで吹く風も心地よく、写真を撮った後、座ってゆっくり眺めて過ごしました。


これまで何度訪れたかわからない程の大宰府天満宮。
そのすぐ近くにこんなに静かで落ち着ける趣きある庭園があるお寺があったことを全く知らなかったなんてと思い、れーちゃんのおかげで知ることができて本当によかったと思っています。れーちゃん、ありがとうございました。
機会があれば紅葉の時期にも是非訪れてみたいですね〜。

入ったところとは違う山門から出ると、入った山門の前にお寺の説明が書かれたものがありました。見てみると“七、五、三十五石で光の字に配置された九州唯一の石庭”と書かれています。「え?そうだった?」と再び入りました(笑)

「これだよね?」
「見えます?」
「これが“光”の上の部分(写真の上の方の3つ横に並んだ石です)で、これが下の部分じゃない?」
「そうかも!」
と言いながら撮影。“光”という字に見えますでしょうか。